|
フィラリアの感染経路は少々複雑です。フィラリアの成虫が寄生しているからといってすぐにフィラリア症にかかるわけではありません。
フィラリアの成虫はまず、犬の心臓の中に寄生し、ミクロフィラリアという子虫を血液の中に産み付けます。
アカイエカ等の蚊が、犬の血液を吸う際に、このミクロフィラリアも一緒に吸い込むことになり、今度は、このミクロフィラリアは、蚊の中である程度発育します。発育したミクロフィラリアを体内に持っている蚊が犬の血液を吸う時、この発育した子虫が犬の体内へ送り込まれて寄生します。
犬の体内に寄生した子虫は、2〜4カ月の間に、皮膚などで発育して血管に入り、心臓に移動して右心室と肺動脈あたりで、太さ1ミリ、長さ20センチの成虫になります。
フィラリア症は、フィラリアの成虫が、寄生している右心室と肺動脈に傷をつけたり、成虫がたくさん寄生し、からんで球状になって血液の流れを妨害することで、うっ血性の心不全を起こします。
|